土肥研究室について / About Us
土肥研究室に興味を持ってくださり、ありがとうございます。土肥研究室は2024年4月に新たに開設しました。高分子のかたちと諸性質の関係性理解を目指して、合成・精製・物性の観点から、幅広く研究を進めています。
Thank you for your interest in Doi Laboratory at Yamagata University. Our Laboratory was newly started in April 2024. Our aim is to understand the relationship between the molecular architecture (i.e., chain connecting manner) and various properties of polymers. To achieve this goal, we are extensively working from the aspects of synthesis, purification, characterization and physical properties of polymers.
- 学部生の方へ / For Undergraduated Students
- 博士後期課程&博士研究者を希望の方へ / For People who Wish to Apply PhD Course or Postdoc
- 大学&企業の研究者の方へ / For Researchers Working at University and Companies
学部生の方へ
土肥研究室は山形大学工学部の高分子・有機材料工学科で合成化学専修コースに所属します。学部生の配属では合成・光電子・物性の全てのコースから募集予定です。特に「単純なヒモ状(線状)ではない、変わった繋がり方の高分子をつくって(合成)きれいにする(精製)」だけでなく、「ミクロスケールのかたちや動き(分子特性、物性)を理解する」ことまでを目標としており、「つくるだけ」「測るだけ」では終わらない研究の面白さを、今後配属される学生さんにも主体的に経験してもらいたいです。
本研究室には2024年秋より、新たに学部3年生が配属されます。研究室のルールや雰囲気は、今後配属される学生さん達と話し合いながら、より良いものを作っていきます。「先輩がいなくて不安」という方も、ゼミやイベント、実験は、他の研究室の先生方、学生さん達にお世話になりながら進めていくので、安心してください。「ぜひ新しい研究室で活動してみたい!」という方の希望をお待ちしております。
配属決定の前に、もっと詳しく研究室のことを知りたい方は、気軽に研究室に遊びに来てみてください。ただし、講義や出張等で不在にすることもあるため、事前に土肥にアポを取ってもらうのが確実です。
博士後期課程&博士研究員を希望の方へ
私たちの研究室では、環状やシート状といった分子鎖の連結様式に特徴を持つ高分子に関して、合成・精製から物性評価・解析までを一貫して行うことに特徴があります。詳しくは、研究内容ページをご覧ください。もし私たちの研究内容に興味を持ち、他大学や他研究室から土肥研究室への博士後期課程への進学や、博士研究員としての協働を希望される方は、大歓迎です。具体的な研究内容については、事前に土肥との相談をお願いします。
大学&企業の研究者の方へ / For Researchers at University and Companies
私たちの研究室では、大学や企業の研究者の方からの共同研究を積極的に募集しております。研究では、分子の連結様式に特徴を持つ高分子(環状、かご型、ナノ微粒子、シート状、等)に着目し、合成・精製手法によるモデル試料の調製から、ミクロスケールの分子形態・運動性の評価・解析までに幅広く従事しています。具体的には、高分子の選択的末端連結反応法やナノ空間鋳型重合法、選択的分離精製法による試料調製と、小角散乱法とレオロジー法(+各種理論・シミュレーション解析)による分子特性評価を、重要な研究基盤としております。これらの研究を通じて得られる学術的な新規知見が、マクロスケールでの高分子材料の性質を決める因子となり、新規材料設計の指針にもなり得ます。ぜひ私たちの研究技術でお役に立てることがあれば、土肥までご連絡ください。
Our laboratory is actively seeking collaborations with researchers from universities and companies. We focus on polymers with characteristic molecular architectures (i.e., ring, cage, nanoparticle, nanosheet, etc.) and are widely engaged in their synthesis, purification and molecular characteristics on a microscopic scale. Specifically, our important research bases are sample preparation by selective end-linking reaction, nano-space template polymerization, and selective separation/purification of polymers, and molecular characterization by small-angle scattering and rheological methods (plus various theoretical and simulation analyses). The new academic findings obtained through these studies must be the factors that determine the properties of polymeric materials on a macroscopic scale, and can also serve as guidelines for the design of new materials. If our research techniques can be of any help to you, please contact to us.